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研究開発内容

■2016年度 研究開発の実施内容

1.SS-MIX2全文検索エンジン・ビューアを用いた自病院内の患者情報検索システム開発および関連病院との情報連携システムの開発:2015年度に開発したSS-MIX2全文検索エンジン・ビューア(iDoc)を用いて、2016年度中に更に大規模に慶應義塾大学病院内の電子カルテに全文検索システムを実装されます。これは、今後一部の慶應義塾大学病院関連病院との情報連携システムとして更に開発をすすめることで、現在は不可能である独立した総合病院間の情報共有システムを構築するためのプラットフォームとなる予定です。
2.慶應義塾大学病院への検体バンキングシステムの実装:2015年度に開発したプログラムにより、富士通社製の慶應義塾大学病院電子カルテシステムと、検体バンキングシステムが一体として運用が可能になります。2016年度中に実運用のための対応を終了し、2017年度初めからは電子カルテシステムとの連携が開始されます。
3.医師国家試験解答機のバージョンアップ:医師国家試験解答人工知能は開発を継続しています。
4.グライコミクスに関しては、2016年度にAMED「我が国の技術の強みと密接な医工連携体制を活かした標的分子探索・検証のための多角的糖鎖解析システムの構築」(平成28年度-33年、研究代表者坂元亨宇教授)として採択され、事業が開始となりました。
5.AMED「ICTを活用した診療支援技術研究開発プロジェクト」「表情・音声・日常生活活動の定量化から精神症状の客観的評価をリアルタイムで届けるデバイスの開発」を継続しています。

■2017年度の活動目標

 次世代医療ICT基盤を構築するための技術開発として、引き続き慶應義塾大学病院における検体バンキングシステムの構築および、SS-MIX2フォーマットなどを用いた医療情報共有化のための標準化データウェアハウスの整備を継続します。これらのテーマを継続することで、慶應義塾大学が医療ICTの面で、日本の最先端病院として呼ばれるようになることを目標とします。これらのICT技術開発については、技術面では理工学部、法務倫理関係においては総合政策学部等の教員と信濃町キャンパスの医学部教員が連携してプロジェクトを遂行していくことでシナジー効果が期待できます。
 また画像解析技術開発としては、引き続き精神神経科 岸本グループの「ICTを活用した診療支援技術研究開発プロジェクト」を継続して研究開発を行います。
 網羅的分子解析技術開発の分野において、平成28年度に採択された糖鎖創薬プロジェクトを中心として信濃町キャンパスで医学部・病院の教員と産総研のグライコミクス研究グループが共同で研究開発を行っていきます。